豆知識 4 茶海・公道杯

茶海・公道杯について

どの茶器にも合う
ガラス製の茶海
ガラス製の茶海
茶海、またの名を公道杯という茶器は中国茶の淹れ方・茶器の現状をよく表している茶器です。
まずその名前ですが、茶海と呼ぶのは主に台湾・日本で、大陸中国では公道杯と呼ぶことが多いようです。
その役割は、
1.それぞれの杯に注ぐ前に茶の濃度を均一にする
2.一気に茶海に注ぐことでお茶の抽出時間がコントロールしやすくなる。
というものです。
まずその名前ですが、茶海と呼ぶのは主に台湾・日本で、大陸中国では公道杯と呼ぶことが多いようです。
その役割は、
1.それぞれの杯に注ぐ前に茶の濃度を均一にする
2.一気に茶海に注ぐことでお茶の抽出時間がコントロールしやすくなる。
というものです。
現在、日本で中国茶を淹れる際には、広東省が発祥とされる工夫式・あるいは台湾の茶芸を参考にした淹れ方が多いのですが、どちらも少量の烏龍茶を手間ひまかけ礼を尽くして淹れるというものです。
一方で中国全体で見ると烏龍茶はお茶全体の生産量の1、2割にすぎず、主流は緑茶、歴史的に見ても緑茶の影響力は大きいのです。緑茶だけではありません。プーアル茶をはじめとする黒茶などお茶の種類も多様で飲み方も各地で異なります。
例えば紫砂で有名な宜興市は茶壺の発祥の地といわれています。紫砂茶壺はその土で焼いた茶壺は烏龍茶の味をやさしく引き立てると言われ、まさに中国を代表する茶器です。さらに、中国を代表する緑茶「碧螺春」の産地でもあるので宜興市は中国茶文化上、きわめて重要な存在です。
ところが宜興市の紫砂壺作家は茶海をあまり作りませんし、茶海が入っているセットを見ると茶海の容量が茶壺より小さいことが多いのです。理由としては、宜興市では高級な茶壺は茶壺のみで販売され、セットで販売されることは少なく、セットといっても茶壺だけそこそこのものに全く違う土の茶海や杯を寄せ集めている、つまり適当であるというのがひとつ。もうひとつは宜興の紫砂の製造販売をしているお店で聞いたところ、茶海の役割は濃度を均一にするとのこと。抽出時間をコントロールするという役割は知りませんでした。つまり日本や台湾・広東などの南方とは茶海の理解が違うというか、あまり知らないようです。工夫式が生まれるはるか昔から茶文化の中心であった宜興の人からすれば工夫式に追随する必要はないといったところでしょうか。
このように茶海・公道杯に対する理解は一定ではありません。ただやはりお買い求めいただく際には茶壺より大きいものを選ぶのが無難でしょう。天香では紫砂の茶海も特注で用意していますが、そこまでこだわらないということでしたら、ガラスの茶海も紫砂壺に良く合うのでおすすめです。茶壺・蓋碗を購入したら次は茶海。機能的な面ばかりでなく、小さい杯を使い、お話をしながら、ちょいちょいお客様に注いで差し上げる。そんな中国茶の間合いを実現する上でもぜひとも用意したい茶器です。
一方で中国全体で見ると烏龍茶はお茶全体の生産量の1、2割にすぎず、主流は緑茶、歴史的に見ても緑茶の影響力は大きいのです。緑茶だけではありません。プーアル茶をはじめとする黒茶などお茶の種類も多様で飲み方も各地で異なります。
例えば紫砂で有名な宜興市は茶壺の発祥の地といわれています。紫砂茶壺はその土で焼いた茶壺は烏龍茶の味をやさしく引き立てると言われ、まさに中国を代表する茶器です。さらに、中国を代表する緑茶「碧螺春」の産地でもあるので宜興市は中国茶文化上、きわめて重要な存在です。
ところが宜興市の紫砂壺作家は茶海をあまり作りませんし、茶海が入っているセットを見ると茶海の容量が茶壺より小さいことが多いのです。理由としては、宜興市では高級な茶壺は茶壺のみで販売され、セットで販売されることは少なく、セットといっても茶壺だけそこそこのものに全く違う土の茶海や杯を寄せ集めている、つまり適当であるというのがひとつ。もうひとつは宜興の紫砂の製造販売をしているお店で聞いたところ、茶海の役割は濃度を均一にするとのこと。抽出時間をコントロールするという役割は知りませんでした。つまり日本や台湾・広東などの南方とは茶海の理解が違うというか、あまり知らないようです。工夫式が生まれるはるか昔から茶文化の中心であった宜興の人からすれば工夫式に追随する必要はないといったところでしょうか。
このように茶海・公道杯に対する理解は一定ではありません。ただやはりお買い求めいただく際には茶壺より大きいものを選ぶのが無難でしょう。天香では紫砂の茶海も特注で用意していますが、そこまでこだわらないということでしたら、ガラスの茶海も紫砂壺に良く合うのでおすすめです。茶壺・蓋碗を購入したら次は茶海。機能的な面ばかりでなく、小さい杯を使い、お話をしながら、ちょいちょいお客様に注いで差し上げる。そんな中国茶の間合いを実現する上でもぜひとも用意したい茶器です。