天香茶行
波佐見焼 心形四葉茶杯
波佐見焼 心形四葉茶杯
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波佐見焼と有田焼と伊万里焼
佐賀県の磁器は有名なのですが、波佐見焼、有田焼、伊万里焼の違いについて少し触れておきます。有田焼は有田町の周辺で作られる磁器のことですが、その北に位置する伊万里の港から出荷されていたため、江戸時代には伊万里焼と呼ばれていました。古伊万里、と呼ばれて有名なものは江戸時代の有田焼にあたります。明治に入ると有田焼と呼ばれるようになり、伊万里焼というのは伊万里市内で作られるものを指すようになります。ところが実は有田焼と呼ばれていたものの中には今の波佐見焼が含まれていました。波佐見町は有田町の南側に隣接し、窯元や生地屋なども密接に結びついていたので、鉄道駅のある有田の名前で流通していました。それが21世紀に入るころには産地偽装が大きな社会問題となり、波佐見で作られるものは波佐見焼と呼ばなければならないとして、新たな道を進むこととなりました。
歴史を見ると、萩焼と似たところがありますが、豊臣秀吉の朝鮮出兵に始まります。別名、焼き物戦争とも呼ばれるこの戦いで、朝鮮に赴いた大名たちは、その技術を取り入れるべく、多くの朝鮮人陶工を連れ帰ります。李祐慶などの陶工は、波佐見町に登窯を築き、これが波佐見焼のルーツとなりました。釉薬を施した陶器を作っていたのですが、1605年に三又山から陶石が取れることを発見し、磁器生産を開始。その後、清朝の康煕帝が倭寇対策、台湾との対抗関係から、1661年の遷還令のような、より厳格な海禁令をとったことで、中国磁器の輸出が減り、これに代わって輸出の需要が増大しました。台湾統一を成した後、1684年になると海禁令は解除され、波佐見焼も国内向けに量産される日用食器として広まっていきました。
磁器の町、波佐見の蛍手磁器
こちらは波佐見で作られた白磁の杯。比べて見ないと気づかないかと思いますが、当店で冷白として販売している白磁と比べるとわずかに暗い緑の感じがあります。穴を彫ってそこに透明釉を満たす、中国では玲瓏、日本では蛍手と呼ばれたりする技法で、底部にハートマークが彫られ、その上には四つ葉のクローバー型のへこみがあります。珈琲やプーアル茶のような濃い液体の場合にはっきりしますが、注いで水位が上がるにつれ、上から見るとハート形、四つ葉形と形が変わって見えるのが特徴です。
サイズ | 径95×高さ65mm |
容 量 | 120ml(満水180ml) |
重 量 | 145g |
製造地 | 長崎県東彼杵郡波佐見町 |
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茶葉・茶器の安全性
天香の茶葉は中国と台湾から購入しています。茶葉はもともと自然の葉を高熱で処理し乾燥させたものなので、空気に触れて酸化し味が落ちてしまったり他の食品の匂いが移ってしまうという風味上の問題、湿気によってカビが生えてしまうといった問題など、密封保管していれば比較的品質の劣化の少ないものです。そこで輸入の際に安全という面から問題になるのはもっぱら残留農薬の問題です。
当店の中国茶と台湾茶・茶器は中国および台湾で製造されたものです。それぞれの地域により安全性への取り組みに違いはありますが、いずれも食に関わるという意識のもと厳重な管理を行っています。
台湾検査機関による検査
台湾の生産者さんは日本の基準を把握しており、SGSなどの検査機関により残留農薬検査が行われています。また、南投茶商公会のコンテスト茶は全件農薬検査の上、香味・外観の審査がされています。
検疫所による正規手続
日本に荷物が到着した際には検疫所に正規の届け出を行い、モニタリング検査・命令検査など検疫所の行う手続きに従い国内に持ち込まれます。茶器についても国内持ち込みの前に鉛のような重金属などが溶出しないかといった規格検査をし成績書を取得しないと販売用に輸入することはできません。
国内検査機関による自主検査
中国産の茶葉については疑問を抱く方も多いことから、さらに、国内検査機関による農薬一斉検査を実施しています。
天香茶行について
お問い合わせ 平日10時30分~18時
TEL 03-6915-5764 FAX 03-6915-5765
天香茶行では、中国・台湾のお茶と茶器を現地から直接買い付け輸入販売しています。中国茶といえばペットボトルでも売られている烏龍茶のイメージがありますが、ひとくちに烏龍茶といっても色香味のバリエーションはとても豊富。さらに烏龍茶はいわゆる中国茶の六大分類によれば青茶と呼ばれていて、他にも緑茶・黒茶・紅茶・白茶・黄茶があり、これだけでも中国茶の幅広さが想像できると思います。茶葉や茶器にも発展の歴史があり、日本とは違ったスタイルの奥深い喫茶文化があります。
天香茶行のコンセプトは私たちがおいしいと感じ、面白いと感じるこの中国茶の世界を皆さんにも身近に感じていただきたいというもの。そこで茶葉と茶器を選ぶ際には「質の良いもの」「安全なもの」「特色のあるもの」「普段使いができる価格」といった基準を大切にしています。
例えば、上の写真は天香の仕入先がある台湾中部、標高2000mの梨山農場の様子です。霧が多く日照時間が制限される梨山は苦み・渋みの少ないお茶を育てる条件に恵まれています。そんな環境に恵まれた茶葉を昔ながらの人海戦術で手摘みし、ベテラン製茶師が火入れの工程を管理してできるのが当店で販売している梨山烏龍茶です。産地ごとに製法は異なりますが、いずれも真面目にお茶作りに取り組む人たちの努力の結晶です。茶器や飲み方も含め、中国茶の世界に触れてみていただければ幸いです。
これは美味しかったといった励ましの言葉はもちろん、こんな品はないのかといった要望や厳しいご意見などお気軽にお寄せください。できる限り皆様の声を活かして良い店作りができるよう頑張ります!
天香茶行 小林
注意事項
耐熱ガラス製品についての表示 使用区分/熱湯用 耐熱温度差/120度 電子レンジ・直火による加熱不可。洗浄の際、研磨剤や金属たわしは使わないでください。